薩摩の小京都と呼ばれる
鹿児島県知覧町の武家屋敷見学の続きです。
こんどは、佐多直忠氏庭園を拝見します。
解説によると、
佐多家は知覧領主の家系で、
知覧で最高位の役人を勤めていたとか。
そのため、門構えも格式の高い様式だそうです。
そういえば、屋根が二段になっていますね。
中の方へ進むと、
緑の門がお庭の入り口になっていました。
綺麗に剪定していますね。
お庭は、遠くの山を借景にして、雄大な感じ。
18世紀中頃の寛保年間に作られたんだそうです。
次は、佐多民子氏庭園。
白い砂に石と植木が映えてますね。

こちらは、宝暦年間(1751~1764)の作庭。
梅の古木の鉢植えが並んでいました。
知覧の武士は、春になると花を愛で、和歌を詠んだとか。
面白い形の岩の手水鉢がありました。
つづいては、佐多美舟邸庭園。
佐多民子氏庭園とよく似た感じのお庭でした。
次は、また大きな茅葺屋根の住宅です。
二つの茅葺屋根がつなげられた、
知覧独特の建築様式で、
知覧型二ツ家と呼ばれるもの。
屋根と屋根のつなぎ目は、檜皮葺きになっています。
茅を何層も重ねてこんな風に綺麗に作り上げるって、すごい技ですね。
雨を防いで、断熱して、しかも美しい w(゚o゚)w
最後に、平山亮一氏庭園。
綺麗に刈り込まれた庭木ですね。
刈り込まれた木の前に並んでいる四角い石は、
盆栽を載せるための切り石で、
これも琉球庭園の影響なんだそうです。
とても見ごたえのある知覧の武家屋敷の庭園でした。
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