こんどは、コンデ美術館以外の
お城の内部を見学します。
ここは階段室ですが、
唐草風の手すりや天井画など、とってもいい雰囲気 (^-^)
大理石で表現された床のデザインも凝ってます。
ここは、絵画ギャラリーの手前にあった「鹿の間」。
高くて重厚な印象の天井ですね。
壁には、狩猟の様子が表現されたタペストリーや
鹿の角が飾られていました。
こちらは、チャペル。
大きな窓には、ステンドグラス。
天井の装飾や、彫刻の飾りなど
とても凝った内装なのですが、
私の撮った写真がまずくて、
素晴らしい雰囲気を今一つ伝えきれていないのが残念。
こちらは、控えの間。
この部屋の棚の上には、
日本のやきものの古伊万里が飾られていました。
こちらは、「王子の部屋」。
コンデ家の王子様が使用していたそうです。
四柱式のベッドがあったそうですが、
当時の古い家具は、フランス革命の際に散逸してしまったそうです。
先ほどとよく似たお部屋ですが、
こちらは、「グランドキャビネット」と呼ばれる部屋です。
壁にはめられた絵画は、狩猟の様子を描いたもののようです。
白い壁に金色の装飾が優美ですね。
こちらは、また別のお部屋。
この部屋の壁や天井は、東洋風のモチーフが描かれています。
18世紀頃、ヨーロッパでは
シノワズリーと呼ばれる東洋趣味が流行して、
お城でも東洋風の装飾が取り入れられたそうですね。
調度品も、金色の金属で飾り立てられていて
豪華な雰囲気を醸し出していました。
この細長いお部屋は、「バトルギャラリー」。
城の1階にあるグレート・アパートメントの中で
最大の広さを誇るお部屋で、
レセプションルームとして使用されていたそうです。
壁と一体化している大きな絵画は、
大コンデ公が戦いで勝利を収めた場面が描かれたもので、
時系列順に11枚が並んでいます。
このこじんまりとしたお部屋は、音楽室。
ちょっと見にくいですが、中央にハープが映っています。
オーマル公爵夫人が、ハープを楽しむためのお部屋だったようですが、
その前の18世紀には、コンデ家の王子のための
物理学のキャビネットだったそうで、
たくさんの科学に関する道具が置かれていたそうです。
この大きくて薄暗い部屋は、図書室です。
オーマル公爵は、絵画だけでなく
書物も積極的にコレクションしたそうで、
フランス国立図書館に次ぐ写本のコレクションを
所有しているのだそうです。
本当に立派な図書室ですね。
ちなみに、本は手にとって見ることはできませんでした。
朝からのアクシデントで、滞在時間が短くなってしまい、
わりと急ぎ足の見学になってしまいました。
ガイドツアーでなければ見られないフロアーがあるのですが、
今回はそこを見学することはできず、
お庭を見て回ることもできませんでした。
本来なら、パリから列車で25分でこれるので、
また改めてゆっくり訪れたいと思うお城でした。
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