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現在のシャンティイ城は、
フランス最後の国王ルイ=フィリップ1世の
5番目の息子であるオーマル公爵によって
19世紀後半に改築されたものです。

その改築にあたっては、
最初からオーマル公爵の
絵画や工芸品のコレクションを
陳列し鑑賞することを想定して
設計されたのだそうです。
当時、シャンティイ城を訪れる貴族たちは、
それらの美術品を鑑賞するのも楽しみの一つだったようです。

そしてそれがそのまま、
現在のコンデ美術館となったわけなんですね。
コンデ美術館のコンデは、この城を所有していた
ブルボン=コンデ家から来ています。
オーマル公は、8歳の時、
コンデ公からシャンティイ城を相続したそうです。

さてこちらは、壁いっぱいに絵画がかけられたギャラリーです。
201508コンデ (1)
壮観ですねー。
天井からやわらかな光が差し込んでいるのもいい感じ。

陳列されている美術品は、オーマル公爵の遺言で、
「絶対に陳列品の配置を変えないこと」
「コレクションの貸し出しを禁止する」
となっているそうです。
だから今でも当時の様子のまま、
美術品を鑑賞できるのですね。

中国製の壺と絵画。
201508コンデ (2)


ギャラリーの突き当たりには、
大理石の列柱と彫刻で飾られた一角が。
201508コンデ (4)
階段を上がって、列柱の先に進んでみると、

床が、古代ローマ風のモザイク装飾になっていました。
201508コンデ (5)

で、天井を見上げると、
201508コンデ (6)
美しい天井画が。

こちらは、絵画とやきものが陳列されていました。
201508コンデ (3)
シャンティイでは、磁器も焼かれていたそうです。

通路の窓が、
ステンドグラスになっているところがありました。
201508コンデ (7)


こちらは、ジェム・キャビネット Gem Cabinet というお部屋。
201508コンデ (9)丸い部屋になっていて、
壁と一体化した展示ケースの中には、
金属製品ややきものが陳列されていました。


こちらは、トリビューン Tribune という八角形のお部屋。
201508コンデ (11)
礼拝堂でもないのに、祭壇画などの宗教画が飾られていますが、
これも19世紀の美術鑑賞の特徴のようです。

天井には、風景画がはめ込まれていますが、
オーマル公爵ゆかりの土地が描かれているそうです。
201508コンデ (12)

まだ紹介しきれていない展示室がいくつもありますが、
どの部屋にも絵画や工芸品がびっしりと飾られていて
立派な美術館でした。
西洋絵画に詳しければ、もっと楽しめるのかもしれませんが、
お部屋の内装や彫刻の装飾などの雰囲気を見るだけでも
十分楽しめました。

続いて、当時の住空間を見学します。



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2021.05.10 Mon l 2015 ベネルクス&フランス l コメント (0) トラックバック (0) l top

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