シャンティイ城を見に行こうと思ったきっかけは、
日本管財という会社のテレビCMを見たからでした。
CMでは、曙の淡い光に浮き上がる
湖に囲まれたお城の姿がとても美しくて、
まるでおとぎの国のお城のようで、
いつかきっと実物を見たい!と思っていました。
ようやく念願かなって、実際に訪れてみると、
本当に優雅で美しい姿にうっとりでした。
このお城の歴史は、14世紀に始まりますが、
現在の優雅で美しい姿になったのは、19世紀のことで、
当時流行したネオ・ルネサンス様式の建築になっています。
正面の門は、威圧的ではなく、華やかな感じですね。
門の手前から右を見たところ。
こちらは、門の手前から左を見たところ。
門を入ると広場になっていて、
突き当たりのドーム屋根の所が
入り口になっていました。
裏の方にまわって、
庭園側から見るとこんな感じです。
1階の壁は横のラインが特徴的で、
2階はプレーンな外壁になっています。
屋根の色や形、彫刻の装飾とあいまって、
優雅な雰囲気を醸し出していますね。
反対側に目をやると、
芝生の先に池、そして
ギリシャかローマ風の東屋。
他に、ベルサイユ宮殿の庭園を手掛けた
ル・ノートルによるフランス式庭園や、
マリーアントワネットがお手本にしたという
アモーと呼ばれる農村風のイギリス庭園もあるのですが、
それらを散策する時間がありませんでした。
(またこんどゆっくり来なくては!)
芝生の庭園から見たシャンティイ城。
さらに近付いて撮影。
小さな塔の一つに時計があり、彫刻で装飾されていました。
時計の下の彫刻は、14世紀の最初の城主
オルジュモン家 d'Orgements の紋章。
この紋章は、ステンドグラスでも見られました。
シャンティイ城は、
フランス革命の際に大部分が破壊され、
19世紀後半になってようやく、
最後の城主オーマル公爵によって
現在の美しい姿に完成されたのだそうです。
オーマル公爵は、初代の城主とは
特に血縁などの関係はないようですが、
初代の紋章を飾るなんて、
このお城の歴史をずいぶんと大切に思っていたのでしょうね。
次は、外観に負けないくらい素晴らしい
内部の様子を紹介したいと思います。
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