歴代の対馬藩主のお墓がある
万松院にやってきました。
赤く塗られた山門が印象的です。
山門の前が駐車場になっていて、
車から降りて2~3歩あるいた途端、
猫が駆け寄ってきました。
しつこく私の足にまとわりついてきて、
一心不乱に頭やからだをこすりつけています (;'∀')
よっぽど寂しかったのか?
それとも、スペシャルなおもてなし?
気持ちだけいただいて、おひきとり願いました。
さてこの山門は、江戸時代前期に建てられたものだそうです。
門の左右には、痩せ型の仁王さんが
にらみを効かせておられました。
山門の右手にあるこちらは、藩主たちの墓所への入り口。
小さな川に掛けられた石橋がカッコいいです。
木造の門の先には、石灯篭が両脇にならぶ長い階段。
一般の拝観者は、こちらからは入れません。
山門の左手にある入り口で
拝観料を払って入ります。
これは、明治時代に再建されたという本堂。
本堂を通り過ぎて、墓所に続く階段にたどりつきました。
先ほどの木造の門の内側になります。
長い階段に、一瞬ひるみます。
墓所は、御霊屋(みたまや)と呼ばれていて、
上・中・下、三つの御霊屋がありました。
こちらは階段の中腹にある下御霊屋。
鬱蒼と茂る木に囲まれて、大きな石のお墓が並んでいました。
下御霊屋の上が、中御霊屋。
藩主の他に、その正室や側室、子どもなどが葬られています。
階段を上りきったところが上御霊屋です。
上御霊屋には、長崎県の天然記念物になっている
巨大な杉の木が3本ありました。
白い塀のところに2本あるのですが、
写真では陰になっていて、
大きさがよくわかりませんね。
一番大きな杉は、幹の周りが
6メートル以上もあるそうです。
御霊屋には多くの灯篭が並んでいましたが、
これは、元禄7年(1694)の年号が刻まれていました。
歴史を感じますね。
この五輪塔は、宗家20代、
対馬藩主としては2代目の
宗義成公のお墓。
江戸時代初期の藩主で、
大阪夏の陣や、天草の乱に出陣したのだとか。
そういえば昔、職場に宗さん
という人がいたのを思い出しました。
対馬藩主の末裔だったのかなあ。
石で区画されたお墓が、いくつも並んでいます。
写真では大きさが伝わらないと思いますが、
どれもかなり見上げる程の
大きくて、立派なお墓でした。
このお寺は、
藩主ファミリー専用の墓所になっていて
宗家以外のお墓は無いようです。
それなのに、今なお維持し続けているなんて
すごいですね。
妙なところに関心してしまいました。
それはさておき、
山の中腹に広がる広大な墓所は、
静かで、すがすがしい空気に包まれていて、
なかなか気持ちの良い場所でした。
では、長い階段を下りて
次の目的地に向かいます。
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