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『世界のすごい城と宮殿333』を読んでいたら、
私も色んなお城を訪れたなあ・・・と思い出し、
これまで訪問したことのあるお城について
備忘録として整理してみることにしました。
『世界のすごい城と宮殿333』には、
レジデンツ宮殿として掲載されています。


ドレスデンは、エルベ川を利用した水運によって発展した商業都市。
16世紀以降はザクセン王国の首都として繁栄しました。
特にザクセン選帝侯のアウグスト強王による
新たな街づくりによって、
バロック様式の壮麗な建築が立ち並ぶようになったとか。
第二次世界大戦で壊滅的な被害をうけましたが、
復興を果たし、素晴らしい建築群を見ることができます。

そんなドレスデンの街をツヴィンガー宮殿から
エルベ川に向かって歩いていると、
ドレスデン城(レジデンツ宮殿)が現れました。
P1010598★
このドレスデン城は、15世紀から18世紀にかけて
ザクセン王室の居城だった建物。
だから、レジデンツ宮殿と呼ばれているんですね。
このお城も第二次世界大戦で破壊されましたが、
2006年から復旧工事が始まり、
2013年に完了したそうです。

私が訪問した時には閉館していて
内部は見られませんでした。


ドレスデン城の外壁には、有名な「君主の行列」があります。
P1010631★
この写真だと、左の方に続いている長い壁の部分です。
100mほどの長さがあって、
1123年から1904年までの歴代君主が
マイセン焼のタイルを使って表現されているのです。
奇跡的に、戦禍を免れたとか。


馬に乗っているのが、ツヴィンガー宮殿を建てたアウグスト強王。
P1010634★
一番派手にかっこよく表現されていますね。

残念ながら中を見学できませんでしたが、
迫力のある壁画を見られてよかったです。




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2021.10.30 Sat l お城 l コメント (4) トラックバック (0) l top
『世界のすごい城と宮殿333』を読んでいたら、
私も色んなお城を訪れたなあ・・・と思い出し、
これまで訪問したことのあるお城について
備忘録として整理してみることにしました。
 

今回は、ドレスデンの郊外、エルベ川の畔にあるピルニッツ宮殿です。

2011年の旅では、ドレスデン地域にある
ツヴィンガー宮殿や日本宮、モーリッツブルク城・・・と、
アウグスト強王とゆかりの深いお城を見てきましたが、
もう一つ、夏の離宮だったピルニッツ宮殿も見に行きました。

この宮殿は、18世紀初めの一時期、
アウグスト強王が夢中になっていた
コーゼル伯爵夫人に捧げられたとか。
しかし、1718年にその伯爵夫人を追放し、
自身の好みに合わせて増改築したそうです。
なんて気まぐれな強王・・・(;'∀')

当時3つあった宮殿の建物のうち、
「山の宮殿」と「水の宮殿」のふたつが今も残っています。

ピルニッツはドレスデンの中心から南東の方向にあって、
新市街駅前からトラムと路線バスを乗り継いで30分ほど。

P1020035★

バス停の名前は覚えていませんが(役立たずな情報ですみません)、
それっぽい雰囲気(綺麗な庭園と駐車場が見える)の所で降りたら、
宮殿の敷地のすぐ前でした。
そしてしばらく歩くと、全体の案内図を発見!

P1020042★

P1020043★
右の水色がエルベ川。
川に沿って宮殿の敷地が広がっているのがわかりますね。
そして、並木の奥に宮殿博物館になっている「新宮殿」、
美術工芸博物館になっている「山の宮殿」と「水の宮殿」
という3つの宮殿が建っています。


エルベ川を、クルーズ船が優雅に下っていました。
P1020044★


並木道を進むと、整然ときれいに整備されたお庭の奥に、
新宮殿が見えてきました。
P1020048★
新宮殿は、その名の通り新しく建てられた宮殿で、
1818年の火災で焼失した宮殿の跡地に、
新たに建設されたそうです。


こちらは、新宮殿に向かって左手にある「山の宮殿」
P1020049★

「山の宮殿」の続きです。細長いので、一度に撮れませんでした(;'∀')
P1020050★

「山の宮殿」の入り口。オリエンタルな印象の外観ですね。
P1020052★
宮殿の屋根が反りかえっていて、
軒下や壁には赤い色を背景に東洋風の人物などが描かれています。


「山の宮殿」の向かい側には、「水の宮殿」がありました。
どちらも内部は撮影禁止で、残念!


こちらは、オランジェリー。
P1020061★


オランジェリーの先に、大きな椿の木がありました。
P1020067★

P1020068.jpg
この椿、1776年に日本から輸入され、ロンドンのキュー・ガーデンを経由して、1801年にこの地に植えられたとのこと。
もうすぐ樹齢250年。
日本からイギリス、そしてドイツまでの大移動に耐え、
異国の地で青々と茂っている椿。
大したものですね。

根元の太さが、長い歴史を語っているようです。
P1020066★

椿の両脇には、レールが敷かれています。
(写真を撮った時には、レールにカバーがされていました)
P1020071.jpg
これは、冬の寒さから椿を守る温室を、
このレールを使って移動させてくるため。
この椿、200年以上も大切に育てられてきたんですね。
日本の植物が海外で大切にされているなんて嬉しいです。

池と可愛らしい建物もありました。
P1020070★


川に面した「水の宮殿」の外観。きれいだったので撮ってみました。
P1020074★
ベランダの手すりが繊細で美しいなあと思って眺めていたら、
中央にアウグスト強王のイニシャル入りARが入った紋章がありました。
それに、手すりのデザインが壺の形になっているではありませんか。
焼物好きのアウグスト強王らしいですね。


川に下りる階段も、カーブが綺麗でした。
P1020073★


ピルニッツ宮殿のすぐ近くには、定期船の船着き場があるので、
船で川下りをしながらドレスデンに戻りました。
(「エルベ川の川下り&船上での夕食」の記事は→こちら



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2021.10.23 Sat l お城 l コメント (4) トラックバック (0) l top
『世界のすごい城と宮殿333』を読んでいたら、
私も色んなお城を訪れたなあ・・・と思い出し、
これまで訪問したことのあるお城について
備忘録として整理してみることにしました。
 

今回は、2011年に訪問したザクセン選帝侯の狩猟の館、モーリッツブルク城です。
『世界のすごい城と宮殿333』にも掲載されています。

ドレスデンの中心部から15㎞ほど北にある、モーリッツブルク城へ向かいます♪

ドレスデン新市街駅の前にあるバス停から、
326番か457番の路線バスを利用して行くことができます。
P1010953★
乗客はけっこう多くて、私はほとんど立ってました。
一番前の方で立っていたので、眺めを楽しめましたよ♪

市街地を抜け、森の中を通り、乗車時間25分ほど。

P1010956★

進行方向の先の方に、小さく、かすかにお城が見えてきたら、
最寄りのバス停に到着です。
P1010959.jpg

この写真では、お城が大きく見えますが、望遠で撮影したためです。

実際は、とても小さく見えるので見逃さないようにご注意くださいね。



バスを降り、お城を目指して歩いていくと、

湖の中に建つモーリッツブルク城が見えてきました。

P1010962★

優しい色合いで、おとぎの国のお城みたいで素敵です♪
四隅に塔があって、クリーム色と白の壁に赤茶色の屋根。
独特のたたずまいですね。

P1010963★

このお城の名前の由来は、ザクセン大公モーリッツが
16世紀にここに狩猟用のお城を建てたから。
でも、現在の姿になったのは、18世紀の初め頃。
ツヴィンガー宮殿も建てた、あのアウグスト強王の指示で、
1722年から1727年にかけて大規模な増改築がおこなわれ、
4つの塔をもつ左右対称の姿をした、バロック様式のお城になったそうです。

P1010960★

湖の中を真っすぐに伸びる道を、お城に向かって進みます。

P1010967★

お城は一段高いところに建っていて、最後はのぼり坂になっていました。
P1010968★

正面の入り口にやっと到着!
P1010969★
入り口のすぐ上にあるのは、ザクセン王家の紋章。
さらにその上、バルコニーの上についているのはポーランド王家の紋章。
アウグスト強王は、ポーランド王も兼ねていたそうです。


狩猟用の館らしく、エントランスには立派な角をもつ
鹿の頭部が壁にかけられていました。
P1010970★

残念ながら、これより先の内部は撮影禁止 (;_;)

大型の鹿の角がたくさん飾られた「石の間」やダイニングルーム、
壁面が金唐革で飾られた豪華なお部屋、
白とゴールドのきらびやかな礼拝堂など
豪華で綺麗な内部でした。


こちらは裏側というか、庭園側に出てきたところ。
P1010979★

そして、振り返るとこんな感じで庭園へと続いています。
P1010978★
庭園は広大で、いくつもの湖と鬱蒼とした森が広がっています。
お城の敷地内で、十分に狩猟が楽しめるんですね。


それでは、庭園の探検にでかけましょう~♪
P1010992★


振り返ると、お城がずいぶん遠くなってきました。
P1010995★

お城の周辺を堀のように囲んでいた人工の湖とは別の、
一番大きな湖のほとりにやってきました。
そこには、とっても可愛らしい邸宅が。
P1020002★
ピンク色で、2階建てのこじんまりとした建物です。
1770年頃に建てられたファイザンデリー Faisanderie 
と呼ばれるロココ様式の小宮殿です。

ここも、内部の写真撮影は禁止でした。

反対側から見たところ。湖に面している側です。本当に可愛い♪
P1020006★
屋根のてっぺんに、傘をさした人物像が見えています。
珍しいですね。

拡大して撮影してみると、こんな感じ。
P1020007★
二人の人物が、それぞれ別の方向を見て立っています。
これも中国趣味の影響でしょうか。


小宮殿から湖へ続く道があったので、行ってみましょう。
P1020010★


湖に突き出した堤防に、ピンク色の灯台が。
P1020012★
ちょっとオリエンタルな雰囲気の可愛い灯台ですね。


建物も庭園も、ロマンチックな雰囲気のお城でした。




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2021.10.16 Sat l お城 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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私も色んなお城を訪れたなあ・・・と思い出し、
これまで訪問したことのあるお城について
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今回は、Japanische Paleis 日本宮殿です。

ドイツのドレスデンで日本って・・・
不思議な感じですね。
どんな建物なのか、期待が膨らみます。


日本宮殿は、エルベ川を渡った先、
旧市街の対岸に位置しています。


さて、旧市街から路面電車に乗ってやってきました。
宮殿らしい立派な建物ですね。
P1010608★
でも外観からは、あまり日本を感じません。

近づいて見てみると、
日本というよりは、ギリシャ神殿風?
P1010609★
正面には、展覧会を紹介する垂れ幕が張られていて、
現在は博物館になっているようです。


中に入ってみましょう。
P1010612★
あれ、進入禁止のマークが!
博物館の出口に入ってしまったようです(;'∀')

博物館では企画展があっていましたが、
興味のないテーマだったのでパス。
建物内部は、ほとんどリノベーションされていて、
所々に古い部分が残されている感じです。

こちらの古い柱の彫刻は、アジア系の人のように見えます。
P1010614★
でも、日本人ではなさそうですね。


この柱も、アジア系の人物像になっています。
片手で柱を支えていました。力持ち! w(゚o゚)w
P1010622★

中庭に来ました。
P1010615★

中庭の水場や外壁の装飾など、
あらゆる彫刻がアジア風のデザインになっていました。

P1010616★

P1010618★

宮殿内部は、博物館や学校等になっていて、現役の公共施設として活用されていました。
そして結局、日本の要素は発見できず (;'∀')

もしかしてドイツ人がイメージする日本風の装飾がある、煌びやかな宮殿を見学できるのかしら・・・と想像していたので、ちょっと予想外でした。

後で調べたら、ここは18世紀初頭にアウグスト強王が自分のコレクションを飾るために入手した宮殿で、最初は「オランダ宮殿」という名前だったそうです。
しかし、改装する際に当時流行していたシノワズリーと呼ばれる中国趣味を取り入れ、中国人風の彫刻などで装飾されたようです。
それで、日本はどこに行った・・・?
と思ったら、アウグスト強王が収集した膨大な日本の磁器コレクションを展示するための宮殿に改装したことから、「日本宮殿」と呼ばれるようになったとのこと。
今は、この宮殿には日本の磁器も日本に関係する品物も展示されていませんが、名前だけに「日本」が残っているんですね。

想像していたのとは違っていましたが、日本の磁器を愛したアウグスト強王が。宮殿に「日本」という名前を付けたことを知れてちょっと嬉しかったです。



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2021.10.10 Sun l お城 l コメント (0) トラックバック (0) l top
『世界のすごい城と宮殿333』を読んでいたら、
私も色んなお城を訪れたなあ・・・と思い出し、
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今回は、『世界のすごい城と宮殿333』に
掲載されているドイツバロック建築の傑作、
ドレスデンのツヴィンガー宮殿です。

ドレスデン中央駅から
旧市街に向かって歩くこと約20分。
お堀の向こうにツヴィンガー宮殿が見えてきました。
P1010425★
こちらは、正面ではなく、側面の門と回廊部分。
王冠を戴いた門が豪華な印象ですね。
この門からは、中庭に直接入れるようになっていました。


こちらが、ツヴィンガー宮殿の正面入り口。
P1010437★

たくさんのバロック様式の彫刻で飾られていて、立派なファサードですね。

P1010438★

入り口のアーチをくぐると、左右に階段が続いていて、美術館になっていました。
こちらは、アウグスト強王の磁器コレクションが公開されている美術館。
P1010456★


こちらは、絵画館の入り口。たくさんの人がオープンを待っていました。
P1010446★

残念ながら、美術館は撮影禁止だったため
内部の写真はありません。


さて、正面の門を通り過ぎて中庭に入り、
振り返って見たところ。
P1010442★

正面からも裏側も、門のデザインが同じ w(゚o゚)w
華やかで素敵な門ですね。


P1010444★

このツヴィンガー宮殿は、アウグスト強王の命で建築が始められたのですが、
建築家はプラハやウィーン、フィレンツェなどの建築を見て回り、
ベルサイユ宮殿も参考にしたうえで、1719年に落成したそうです。
しかし、第二次世界大戦中の爆撃でかなりの被害を受け、
長い年月をかけて修復されました。
そんな経緯が書かれた石碑が、宮殿の壁の一角にありました。
P1010458★

広い中庭には噴水があり、その奥にも立派な建物が見えています。
P1010440★

水場も彫刻で飾られていて、贅沢な感じ♪
P1010452★

屋上も、地上の柱にも、彫刻がずらり~。
P1010592★
窓が大きくて多いことが特徴的で、
バロック様式の華やかな印象のお城でした。



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2021.10.02 Sat l お城 l コメント (0) トラックバック (0) l top