港に近い街中に、古そうな門構えの建物が見えてきました。
ミルト宮殿です。現在は、シチリア州が運営する博物館になっています。
門をくぐると広い前庭があって、右手の壁にチケット売り場への矢印がありました。
ここが宮殿ミュージアムの入り口のようです。
外観のうらぶれた雰囲気と違い、中はとても綺麗です。
このミルト宮殿のご当主は、20世紀後半までこの建物に住んでいらっしゃったとか。
子供に恵まれなかったため後継者がおらず、中の調度品類とともに建物をパレルモ市に寄贈したそうです。
天井も華やか。
こちらはダイニングルームですね。
中庭には、貝殻で作られた祭壇のような装飾が。中央は、彫像が持つ壺から水が流れています。
貝殻だらけの装飾、17−18世紀頃に流行ったらしいですですね。
黒地に金の装飾がほどこされた家具がたくさん置かれた部屋がありました。
日本の漆塗りに似ているけれど、ちょっと違う。
このお部屋の壁と天井を見てみると、中国風の建物や中国人が描かれています。
シノワズリー(中国趣味)のお部屋ですね。
天井画は、空が見えるような表現になっていて、開放的な感じがします。
ずいぶん凝った内装ですよね。
次の部屋は、天蓋の下に大きなタペストリー、その前に玉座が。謁見用の部屋のようです。
こちらは御夫人用の居間だったかな。
ストライプの壁紙に明るい天井画、優しい雰囲気ですね。
現代まで使われていたというパレルモの貴族の住まいと暮らしぶりを見学することができました。
ゆっくり見ていたら夕方になってしまいました。まだ日は高いですが、パレルモはちょっと治安が良くないと聞いていたので、この後は宿に帰りました。
写真を撮っていなかったので、この日の夕食は何を食べたのか思い出せません(汗)。
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