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『世界のすごい城と宮殿333』を読んでいたら、
私も色んなお城を訪れたなあ・・・と思い出し、
これまで訪問したことのあるお城について
備忘録として整理してみることにしました。
 

今回は、ウィーンの旧市街に建つ王宮(ホーフブルク)。
歴代のオーストリア皇帝として栄華を極めた
ハプスブルク家の居城です。
ウィーンに来たら、ここは見逃せませんよね (^-^)


ミヒャエル広場から王宮を見ると、
外壁の工事中で、中央の部分が幕に覆われていました。
P1020875★

工事中の覆いの下から中に入ると、天井付きの広場のようになっていました。
P1020882★
車も通り抜けるのねー w(゚o゚)w

天井を見上げると、ドームになっていて光が差し込んでいます。
P1020883★
彫刻や装飾がたくさんあって、
優雅な感じの天井だわ~♪

右手には、赤い天幕が目印の入り口がありました。
P1020885★

ここから入ると、皇帝の部屋とシシィ博物館、そして銀器コレクションなどが見られるようになっていました。シシィは、オーストリア帝国の最後から2番目の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の妃で、いまだに高い人気を誇っている皇妃エリーザベトのことですね。

皇帝の部屋と、シシィ博物館は、王宮での暮らしぶりが見られるのですが、写真撮影は禁止で残念。
でも、その次に見た銀器コレクションなどは撮影ができたので、少しご紹介します。

王宮の食器庫をそのまま展示室にしたような室内。
P1020901★

棚にぎっしりと詰まった銀器。
P1020902★

磁器のディナーセットもたくさんの種類がありました。
P1020903★
こちらは、白地に金で紋章を入れたデザイン。

こちらは、違う紋章の入ったセット。
P1020904★
これらは、ウィーン磁器工房で作られたものです。

ホワイト&ブルーのセットもありますね。
P1020908★
マイセン焼だったかな。

こちらは、金器の部屋。
P1020912★

金の器の種類が豊富なこと!
もともと、ディナーでは金の器が正式だったとか。
だから、宮廷で白い磁器の器を使い始めるには抵抗があったと解説にありました。
金属の器で出されると、お料理冷めそうですが…。

P1020911★

こちらは、カトラリーとグラスの展示。
P1020913★
象牙で作られたスプーンとフォークもありました。

パンのサービスの仕方が面白い。
P1020919★

白と金の組み合わせは、シンプルですが豪華ですね。
金器よりこちらの方がダンゼン好きです!
P1020921★

ナプキンのたたみ方いろいろ・・の展示。
P1020939★
ここまでいろんな形に作れるとは、凄い。

こちらは、大きなディナーテーブルを仕切ったり料理を乗せるのに使われる金器。
P1020949★
装飾が凝っていてすごいですね。巨大さにも驚きました。

こちらの部屋は、日本や中国の磁器が並んでいました。
P1020961★


中央は、有田製のカップに銀製のソーサーが組み合わされ、
コーヒーポットなどと一緒に箱に収められるコーヒーセットです。
P1020971★
オーストリアの王宮で、日本の磁器が大切にされていたんですね。

こちらも、日本や中国の磁器が、銀製の部品を付けられ、
独特なデザインの器に変身しています w(゚o゚)w
P1020979★
中央は、フタ付きの鉢に金属で取っ手や縁どりが加えられ、
下の台部分は、磁器の板を銀細工でつなぎ合わせている。
独特な美意識ですね。
東洋から運ばれてきた貴重な磁器に、
さらに銀細工で付加価値をつけて大切にしていたんですね。


実際には、これらはほんの一部で、
もっとすごい量の品々が展示されていました。
このようにダイニングの器だけでも
巨大なコレクションですから、
家具や衣装や小物など、
王宮の暮らしに関する品々の管理を考えると、
どれだけ沢山の人が関わっていたのでしょうか。
考えると気が遠くなりそうです (;'∀')



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2021.12.11 Sat l お城 l コメント (2) トラックバック (0) l top
『世界のすごい城と宮殿333』を読んでいたら、
私も色んなお城を訪れたなあ・・・と思い出し、
これまで訪問したことのあるお城について
備忘録として整理してみることにしました。
 

今回は、シュトゥットガルトの旧宮殿です。

新宮殿の正面にある神殿のような建物の
ショッピングモールを右手に見ながら進むと、
丸い塔をもつ特徴的な建物が見えてきました。
ずいぶん古そうな雰囲気ですが、こちらが旧宮殿。
現在は、州立博物館になっています。
P1030133★
正面に二つの丸い塔があって、
おとぎ話に出てきそうな感じです。


さて、内部を見学してみましょう。

入り口を入ると、大きな中庭に出ました。
P1030121★

中は博物館の展示室になっていて、意外と近代的。
P1030123★

旧宮殿の模型。全体像がよくわかります。
P1030128★

この旧宮殿は、最初、13世紀に
要塞として建てられたそうです。
シュトゥットガルト出身で、
南ドイツのヴュルテンベルク地方を支配していた
ヴュルテンベルク家が14世紀から所有し、
16世紀にルネサンス様式に改築され、
現在の姿になったとか。


塔の上まで登り、中庭を見下ろすとこんな感じです。
P1030131★

1階から3階それぞれの廊下というか、
テラスの部分が中庭に面しています。
他に人もあまりいなかったので、
ベンチがあればゆっくり日向ぼっこができそうな
のんびりとした雰囲気の場所でした。



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2021.11.20 Sat l お城 l コメント (0) トラックバック (0) l top
『世界のすごい城と宮殿333』を読んでいたら、
私も色んなお城を訪れたなあ・・・と思い出し、
これまで訪問したことのあるお城について
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今回は、シュトゥットガルトの新宮殿です。


シュトゥットガルトの中心部に
公園に面して重厚な感じの立派な建物がありました。
見るからに宮殿という感じ。
P1030109★
間違いなく、こちらが新宮殿です。

18世紀後半頃に、ヴュルテンベルク伯の居城として建築されましたが、
第二次世界大戦で破壊され、その後再建されたそうです。
中を見学できるのかしら・・と思い、近付いてみましたが、
ビジネスパーソンが忙しそうに出入りしていました。
現在は、州政府機関の建物になっていて、
見学はできないようでした。


P1030114★
官公庁の建物とは思えない
雰囲気のある建築ですね。


新宮殿の反対側、噴水の向こうにも立派な建物が見えます。
列柱が並んでいる巨大な建物は、神殿か?!と思いましたが、
ショッピングモールでした (;'∀')
P1030117★

シュトゥットガルトでは、レトロな雰囲気の建物が
モダンに使われているのが印象的でした。

新宮殿の次は、旧宮殿を見に行きます。
続きは次回に。



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2021.11.13 Sat l お城 l コメント (2) トラックバック (0) l top
『世界のすごい城と宮殿333』を読んでいたら、
私も色んなお城を訪れたなあ・・・と思い出し、
これまで訪問したことのあるお城について
備忘録として整理してみることにしました。
 

今回は、アルテンブルクの町の
丘の上に建つアルテンブルク城です。

アルテンブルク Altenburg へは、鉄道を利用。
まずドレスデンからライプツィヒへ向かい、
ライプツィヒで乗り換えて南へ40キロほど。

アルテンブルク駅からお城までは、
徒歩20分ほどで着きます。

お城までの道すがら、たくさんの綺麗なお花が咲いていました。
P1010731★

水辺に木陰があって、なかなか気持ちよく歩けます。
P1010732★


しばらく歩くと、丘の上にそびえ立つお城の建物が見えてきました。
P1010733★


見えてからが遠かったわ~ (;'∀')
P1010735★

長い坂道をひたすら登っていくと、やっと白い正門にたどりつきました。
P1010736★


正門の奥には、尖塔をもつ宮殿教会が見えています。
P1010737★


古い石造りの塔の門を抜けると・・
P1010738★

P1010740★

城壁に守られた小さな町のような、
たくさんの建物が建ち並ぶエリアになっていました。
アルテンブルク城の城壁は、最も古いところで15世紀に造られたそうです。


P1010827★

P1010826★

工事中なのか、何かのお祭りの準備中なのか・・
囲いや大道具のようなものがいろいろと置かれていて、
ちょっと、ざわっとした感じです。

P1010741★
奥に見えるのがお城のメインの建物のようなので、行ってみましょう。


あら、品のある感じの入り口ですね。
P1010745★
ここが、お城の博物館の入り口。
ここには別にトランプ博物館もあって、5世紀のトランプが見られるそうです(あまり興味がなかったので見学しませんでしたが)。

写真が展示されているこの部屋の天井、
石膏のレリーフや天井画があって、凝ってますね。
P1010791★

こちらの部屋も、天井が特徴的です。
P1010792★

わお!豪華な大広間。今も、宴会に利用されているなんてすごいです。
P1010793★


壁が焼物で飾られたお部屋がありました。
P1010810★
1個1個の焼物に台を用意して、凝った装飾だわ ( ‘o’)

そして別棟の教会へ。
こちらは、1444年に建てられたとのこと。
バロック様式の彫刻や装飾が豪華です。
P1010824★
特に、左手に見える巨大なオルガンは、1738年に作られたもので、
有名な作曲家のヨハン・セバスチャン・バッハが演奏したことで知られているそうです。
音色を聴くチャンスはありませんでしたが、
金色の唐草風の装飾が豪華な美しいオルガンでした。






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2021.11.07 Sun l お城 l コメント (0) トラックバック (0) l top
『世界のすごい城と宮殿333』を読んでいたら、
私も色んなお城を訪れたなあ・・・と思い出し、
これまで訪問したことのあるお城について
備忘録として整理してみることにしました。
『世界のすごい城と宮殿333』には、
レジデンツ宮殿として掲載されています。


ドレスデンは、エルベ川を利用した水運によって発展した商業都市。
16世紀以降はザクセン王国の首都として繁栄しました。
特にザクセン選帝侯のアウグスト強王による
新たな街づくりによって、
バロック様式の壮麗な建築が立ち並ぶようになったとか。
第二次世界大戦で壊滅的な被害をうけましたが、
復興を果たし、素晴らしい建築群を見ることができます。

そんなドレスデンの街をツヴィンガー宮殿から
エルベ川に向かって歩いていると、
ドレスデン城(レジデンツ宮殿)が現れました。
P1010598★
このドレスデン城は、15世紀から18世紀にかけて
ザクセン王室の居城だった建物。
だから、レジデンツ宮殿と呼ばれているんですね。
このお城も第二次世界大戦で破壊されましたが、
2006年から復旧工事が始まり、
2013年に完了したそうです。

私が訪問した時には閉館していて
内部は見られませんでした。


ドレスデン城の外壁には、有名な「君主の行列」があります。
P1010631★
この写真だと、左の方に続いている長い壁の部分です。
100mほどの長さがあって、
1123年から1904年までの歴代君主が
マイセン焼のタイルを使って表現されているのです。
奇跡的に、戦禍を免れたとか。


馬に乗っているのが、ツヴィンガー宮殿を建てたアウグスト強王。
P1010634★
一番派手にかっこよく表現されていますね。

残念ながら中を見学できませんでしたが、
迫力のある壁画を見られてよかったです。




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2021.10.30 Sat l お城 l コメント (4) トラックバック (0) l top
『世界のすごい城と宮殿333』を読んでいたら、
私も色んなお城を訪れたなあ・・・と思い出し、
これまで訪問したことのあるお城について
備忘録として整理してみることにしました。
 

今回は、ドレスデンの郊外、エルベ川の畔にあるピルニッツ宮殿です。

2011年の旅では、ドレスデン地域にある
ツヴィンガー宮殿や日本宮、モーリッツブルク城・・・と、
アウグスト強王とゆかりの深いお城を見てきましたが、
もう一つ、夏の離宮だったピルニッツ宮殿も見に行きました。

この宮殿は、18世紀初めの一時期、
アウグスト強王が夢中になっていた
コーゼル伯爵夫人に捧げられたとか。
しかし、1718年にその伯爵夫人を追放し、
自身の好みに合わせて増改築したそうです。
なんて気まぐれな強王・・・(;'∀')

当時3つあった宮殿の建物のうち、
「山の宮殿」と「水の宮殿」のふたつが今も残っています。

ピルニッツはドレスデンの中心から南東の方向にあって、
新市街駅前からトラムと路線バスを乗り継いで30分ほど。

P1020035★

バス停の名前は覚えていませんが(役立たずな情報ですみません)、
それっぽい雰囲気(綺麗な庭園と駐車場が見える)の所で降りたら、
宮殿の敷地のすぐ前でした。
そしてしばらく歩くと、全体の案内図を発見!

P1020042★

P1020043★
右の水色がエルベ川。
川に沿って宮殿の敷地が広がっているのがわかりますね。
そして、並木の奥に宮殿博物館になっている「新宮殿」、
美術工芸博物館になっている「山の宮殿」と「水の宮殿」
という3つの宮殿が建っています。


エルベ川を、クルーズ船が優雅に下っていました。
P1020044★


並木道を進むと、整然ときれいに整備されたお庭の奥に、
新宮殿が見えてきました。
P1020048★
新宮殿は、その名の通り新しく建てられた宮殿で、
1818年の火災で焼失した宮殿の跡地に、
新たに建設されたそうです。


こちらは、新宮殿に向かって左手にある「山の宮殿」
P1020049★

「山の宮殿」の続きです。細長いので、一度に撮れませんでした(;'∀')
P1020050★

「山の宮殿」の入り口。オリエンタルな印象の外観ですね。
P1020052★
宮殿の屋根が反りかえっていて、
軒下や壁には赤い色を背景に東洋風の人物などが描かれています。


「山の宮殿」の向かい側には、「水の宮殿」がありました。
どちらも内部は撮影禁止で、残念!


こちらは、オランジェリー。
P1020061★


オランジェリーの先に、大きな椿の木がありました。
P1020067★

P1020068.jpg
この椿、1776年に日本から輸入され、ロンドンのキュー・ガーデンを経由して、1801年にこの地に植えられたとのこと。
もうすぐ樹齢250年。
日本からイギリス、そしてドイツまでの大移動に耐え、
異国の地で青々と茂っている椿。
大したものですね。

根元の太さが、長い歴史を語っているようです。
P1020066★

椿の両脇には、レールが敷かれています。
(写真を撮った時には、レールにカバーがされていました)
P1020071.jpg
これは、冬の寒さから椿を守る温室を、
このレールを使って移動させてくるため。
この椿、200年以上も大切に育てられてきたんですね。
日本の植物が海外で大切にされているなんて嬉しいです。

池と可愛らしい建物もありました。
P1020070★


川に面した「水の宮殿」の外観。きれいだったので撮ってみました。
P1020074★
ベランダの手すりが繊細で美しいなあと思って眺めていたら、
中央にアウグスト強王のイニシャル入りARが入った紋章がありました。
それに、手すりのデザインが壺の形になっているではありませんか。
焼物好きのアウグスト強王らしいですね。


川に下りる階段も、カーブが綺麗でした。
P1020073★


ピルニッツ宮殿のすぐ近くには、定期船の船着き場があるので、
船で川下りをしながらドレスデンに戻りました。
(「エルベ川の川下り&船上での夕食」の記事は→こちら



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2021.10.23 Sat l お城 l コメント (4) トラックバック (0) l top
『世界のすごい城と宮殿333』を読んでいたら、
私も色んなお城を訪れたなあ・・・と思い出し、
これまで訪問したことのあるお城について
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今回は、2011年に訪問したザクセン選帝侯の狩猟の館、モーリッツブルク城です。
『世界のすごい城と宮殿333』にも掲載されています。

ドレスデンの中心部から15㎞ほど北にある、モーリッツブルク城へ向かいます♪

ドレスデン新市街駅の前にあるバス停から、
326番か457番の路線バスを利用して行くことができます。
P1010953★
乗客はけっこう多くて、私はほとんど立ってました。
一番前の方で立っていたので、眺めを楽しめましたよ♪

市街地を抜け、森の中を通り、乗車時間25分ほど。

P1010956★

進行方向の先の方に、小さく、かすかにお城が見えてきたら、
最寄りのバス停に到着です。
P1010959.jpg

この写真では、お城が大きく見えますが、望遠で撮影したためです。

実際は、とても小さく見えるので見逃さないようにご注意くださいね。



バスを降り、お城を目指して歩いていくと、

湖の中に建つモーリッツブルク城が見えてきました。

P1010962★

優しい色合いで、おとぎの国のお城みたいで素敵です♪
四隅に塔があって、クリーム色と白の壁に赤茶色の屋根。
独特のたたずまいですね。

P1010963★

このお城の名前の由来は、ザクセン大公モーリッツが
16世紀にここに狩猟用のお城を建てたから。
でも、現在の姿になったのは、18世紀の初め頃。
ツヴィンガー宮殿も建てた、あのアウグスト強王の指示で、
1722年から1727年にかけて大規模な増改築がおこなわれ、
4つの塔をもつ左右対称の姿をした、バロック様式のお城になったそうです。

P1010960★

湖の中を真っすぐに伸びる道を、お城に向かって進みます。

P1010967★

お城は一段高いところに建っていて、最後はのぼり坂になっていました。
P1010968★

正面の入り口にやっと到着!
P1010969★
入り口のすぐ上にあるのは、ザクセン王家の紋章。
さらにその上、バルコニーの上についているのはポーランド王家の紋章。
アウグスト強王は、ポーランド王も兼ねていたそうです。


狩猟用の館らしく、エントランスには立派な角をもつ
鹿の頭部が壁にかけられていました。
P1010970★

残念ながら、これより先の内部は撮影禁止 (;_;)

大型の鹿の角がたくさん飾られた「石の間」やダイニングルーム、
壁面が金唐革で飾られた豪華なお部屋、
白とゴールドのきらびやかな礼拝堂など
豪華で綺麗な内部でした。


こちらは裏側というか、庭園側に出てきたところ。
P1010979★

そして、振り返るとこんな感じで庭園へと続いています。
P1010978★
庭園は広大で、いくつもの湖と鬱蒼とした森が広がっています。
お城の敷地内で、十分に狩猟が楽しめるんですね。


それでは、庭園の探検にでかけましょう~♪
P1010992★


振り返ると、お城がずいぶん遠くなってきました。
P1010995★

お城の周辺を堀のように囲んでいた人工の湖とは別の、
一番大きな湖のほとりにやってきました。
そこには、とっても可愛らしい邸宅が。
P1020002★
ピンク色で、2階建てのこじんまりとした建物です。
1770年頃に建てられたファイザンデリー Faisanderie 
と呼ばれるロココ様式の小宮殿です。

ここも、内部の写真撮影は禁止でした。

反対側から見たところ。湖に面している側です。本当に可愛い♪
P1020006★
屋根のてっぺんに、傘をさした人物像が見えています。
珍しいですね。

拡大して撮影してみると、こんな感じ。
P1020007★
二人の人物が、それぞれ別の方向を見て立っています。
これも中国趣味の影響でしょうか。


小宮殿から湖へ続く道があったので、行ってみましょう。
P1020010★


湖に突き出した堤防に、ピンク色の灯台が。
P1020012★
ちょっとオリエンタルな雰囲気の可愛い灯台ですね。


建物も庭園も、ロマンチックな雰囲気のお城でした。




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2021.10.16 Sat l お城 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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今回は、Japanische Paleis 日本宮殿です。

ドイツのドレスデンで日本って・・・
不思議な感じですね。
どんな建物なのか、期待が膨らみます。


日本宮殿は、エルベ川を渡った先、
旧市街の対岸に位置しています。


さて、旧市街から路面電車に乗ってやってきました。
宮殿らしい立派な建物ですね。
P1010608★
でも外観からは、あまり日本を感じません。

近づいて見てみると、
日本というよりは、ギリシャ神殿風?
P1010609★
正面には、展覧会を紹介する垂れ幕が張られていて、
現在は博物館になっているようです。


中に入ってみましょう。
P1010612★
あれ、進入禁止のマークが!
博物館の出口に入ってしまったようです(;'∀')

博物館では企画展があっていましたが、
興味のないテーマだったのでパス。
建物内部は、ほとんどリノベーションされていて、
所々に古い部分が残されている感じです。

こちらの古い柱の彫刻は、アジア系の人のように見えます。
P1010614★
でも、日本人ではなさそうですね。


この柱も、アジア系の人物像になっています。
片手で柱を支えていました。力持ち! w(゚o゚)w
P1010622★

中庭に来ました。
P1010615★

中庭の水場や外壁の装飾など、
あらゆる彫刻がアジア風のデザインになっていました。

P1010616★

P1010618★

宮殿内部は、博物館や学校等になっていて、現役の公共施設として活用されていました。
そして結局、日本の要素は発見できず (;'∀')

もしかしてドイツ人がイメージする日本風の装飾がある、煌びやかな宮殿を見学できるのかしら・・・と想像していたので、ちょっと予想外でした。

後で調べたら、ここは18世紀初頭にアウグスト強王が自分のコレクションを飾るために入手した宮殿で、最初は「オランダ宮殿」という名前だったそうです。
しかし、改装する際に当時流行していたシノワズリーと呼ばれる中国趣味を取り入れ、中国人風の彫刻などで装飾されたようです。
それで、日本はどこに行った・・・?
と思ったら、アウグスト強王が収集した膨大な日本の磁器コレクションを展示するための宮殿に改装したことから、「日本宮殿」と呼ばれるようになったとのこと。
今は、この宮殿には日本の磁器も日本に関係する品物も展示されていませんが、名前だけに「日本」が残っているんですね。

想像していたのとは違っていましたが、日本の磁器を愛したアウグスト強王が。宮殿に「日本」という名前を付けたことを知れてちょっと嬉しかったです。



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2021.10.10 Sun l お城 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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今回は、『世界のすごい城と宮殿333』に
掲載されているドイツバロック建築の傑作、
ドレスデンのツヴィンガー宮殿です。

ドレスデン中央駅から
旧市街に向かって歩くこと約20分。
お堀の向こうにツヴィンガー宮殿が見えてきました。
P1010425★
こちらは、正面ではなく、側面の門と回廊部分。
王冠を戴いた門が豪華な印象ですね。
この門からは、中庭に直接入れるようになっていました。


こちらが、ツヴィンガー宮殿の正面入り口。
P1010437★

たくさんのバロック様式の彫刻で飾られていて、立派なファサードですね。

P1010438★

入り口のアーチをくぐると、左右に階段が続いていて、美術館になっていました。
こちらは、アウグスト強王の磁器コレクションが公開されている美術館。
P1010456★


こちらは、絵画館の入り口。たくさんの人がオープンを待っていました。
P1010446★

残念ながら、美術館は撮影禁止だったため
内部の写真はありません。


さて、正面の門を通り過ぎて中庭に入り、
振り返って見たところ。
P1010442★

正面からも裏側も、門のデザインが同じ w(゚o゚)w
華やかで素敵な門ですね。


P1010444★

このツヴィンガー宮殿は、アウグスト強王の命で建築が始められたのですが、
建築家はプラハやウィーン、フィレンツェなどの建築を見て回り、
ベルサイユ宮殿も参考にしたうえで、1719年に落成したそうです。
しかし、第二次世界大戦中の爆撃でかなりの被害を受け、
長い年月をかけて修復されました。
そんな経緯が書かれた石碑が、宮殿の壁の一角にありました。
P1010458★

広い中庭には噴水があり、その奥にも立派な建物が見えています。
P1010440★

水場も彫刻で飾られていて、贅沢な感じ♪
P1010452★

屋上も、地上の柱にも、彫刻がずらり~。
P1010592★
窓が大きくて多いことが特徴的で、
バロック様式の華やかな印象のお城でした。



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2021.10.02 Sat l お城 l コメント (0) トラックバック (0) l top
『世界のすごい城と宮殿333』を読んでいたら、
私も色んなお城を訪れたなあ・・・と思い出し、
これまで訪問したことのあるお城について
備忘録として整理してみることにしました。
 

今回は、『世界のすごい城と宮殿333』に掲載されている
ミュンヘン郊外のニンフェンブルク城をご紹介します。


ニンフェンブルク城は、
ミュンヘン中央駅から路面電車で15分ほどの郊外に
のどかな風景に溶け込むように建っています。
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ニンフェンブルクとは、妖精の城という意味。
なんてロマンチックな名前なんでしょう。


このニンフェンブルク城は、
1662年、結婚10年目にして
皇太子のマックス・エマヌエルが誕生したことを記念し、
フェルディナンド・マリア選帝侯が、
妃ヘンリエッテのために建てたそうです。
だから、なんとなく女性的で優しい感じがするのかしら。

夏の離宮として利用されていたそうです。


池を超えて、お城の正面にたどり着きました。
お城の建物が巨大すぎて、写真におさまりきれません。
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白い壁にオレンジ色の屋根が可愛いですね。
残念ながら、中央の建物は改修工事のため
幕で覆われていて、外壁の装飾が見えませんでした。
本来の姿はこちらをご参照ください

お城の全景は、こちら


ちなみに、740年近くバイエルン地方を治めてきた
名門ヴィッテルスバッハ家の子孫で、
現在のご当主のバイエルン公が、
こちらにお住まいになっているそうです。
そういうわけで、公開されているのは、
お城の一部と博物館に改装された部分、
そして広大な庭園という範囲になっています。



では、中を拝見しましょう。
このお城の見どころの一つは、
建物の中心に位置する2層吹き抜けの大広間。
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ロココ様式のとても華やかなお部屋です。
当代きっての名建築家
ヨハン・バブティスト・ツィンマーマンと
フランソワ・クヴィリエが腕をふるったそうです。

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室内の修復作業が行われていたため、
シャンデリアはビニールで覆われていました。

天井画は奥行き感があって、
まるで本当に天上の世界を覗いているかのようでした。
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さて、広大な庭園の中にも、
見ごたえのある建物がいくつも建っていました。

まずは、「マグダレーネンクラウゼ」
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一見、廃墟のような外観です。

1725年から1728年にかけて建てられた建物で、
わざと廃墟のように仕上げたのは、
この世の全てのものの儚さを表現しているとか。

内部は、貝殻を多用した独特の装飾。
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聖マグダラの洞窟礼拝堂をイメージした
礼拝堂などが設けられていました。


次の建物は、「パゴデンブルク」。
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この建物は、マックス・エマヌエル選帝侯の指示により
1716年から1719年にかけて建てられたもので、
ゴルフに似たゲーム「Mailspiel」の
ラウンド後の休憩施設だったそうです。

1階は、白とブルーのエキゾチックなデザインの
タイルで装飾されていました。
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2階は、落ち着いた雰囲気。
中国風の花鳥模様の壁紙が張られています。
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このパゴデンブルクは、18世紀に流行した
シノワズリの典型的な例なのだそうです。



次は、「バーデンブルク」。
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温浴施設を兼ねた夏用のお城だそうです。
夏の離宮の庭に夏用の離宮・・・
権力者の考えることはよくわかりません(;'∀')

中に入ると、まずは楕円形の大きな広間。
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窓が大きくて明るいお部屋です。
ここでパーティーを楽しんでいたのでしょうか。

広間の南側には、温浴施設(ローマ風のお風呂)と
選帝侯の居住スペースがあります。

こちらは、温浴施設のあるお部屋。
下の階でお風呂(プール)に入っている人を
上から眺められるようになっていました。
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最後に、「アマリエンブルク」。
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淡いピンクと白の外観が可愛らしい小さな宮殿です。

この建物は、カール・アルブレヒト選帝侯が
妃のマリア・アマリアのために建てた
夏用の住まい兼ハンティング・ロッジだそうです。
愛妻家だったんですね。

アマリエンブルクの鏡の間
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繊細で華やかな室内ですね。

こちらのお部屋は、壁に絵画がはめ込まれています。
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このように趣向が凝らされた
可愛らしいお部屋が連なっていました。


ニンフェンブルク城の建物だけでも広大で立派なのに、
さらに庭園の中に幾つもの立派なお屋敷が建てられ、
それぞれの館内も趣向を凝らされたものになっていて、
バイエルンを長年統治したヴィッテルスバッハ家の
強大な富と権力を実感させられました。




よろしかったら過去の
ニンフェンブルク城の記事もご覧ください→こちら




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2021.09.26 Sun l お城 l コメント (2) トラックバック (0) l top