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知覧に来たら、やっぱり知覧特攻平和会館
避けて通るわけにはいきません。
目を背けたくなるような、
悲惨な歴史を追体験する場ではありますが、
やっぱり、日本人として
過去のあやまちと尊い犠牲が払われたことにつて
きちんと知っておくべきではないかな、と。。


建物外観の写真は撮り忘れてしまいました。
(緊張していたのかも)
中の展示室も写真撮影禁止だったと思います。
もし撮影可能だったとしても、
遺品や遺書などが多く並べられ、
気安く写真にはとれないなと思いました。

特攻という、爆弾を積んだ飛行機もろとも
敵の戦艦に体当たりするという
狂気の沙汰としか思えない戦い方が
実際に行われていたという事実を
今に伝える品々や写真を目の当たりにすると
そのむごさに本当に心が痛くなりました。
しかも、特攻で命を落としたのは、
優秀で祖国と家族を思いやる
優しい心を持った
まだ若い青年たちだったんですね。
そんな尊い命を軽々しく扱う
戦い方をした日本陸軍に対して
怒りがこみ上げてきて、
ハラワタ煮えくりかえってしまいました。


さて、気を取り直して
奥の方の展示室に行くと、
四式戦闘機「疾風(はやて)」の
実物が展示されていました。
201903零戦 (1)
当時、3,500機作られた四式戦闘機の中で、
唯一残っている機体で、
フィリピン戦で使われていたそうです。

201903零戦 (2)

結構、良い保存状態なのだとか。

201903零戦 (3)

全長10メートル、小型ですが、
時速600キロも出たとのこと。

201903零戦 (4)

戦争の道具としてではなく、
鳥のように空を飛ぶことを
楽しむ道具として使うことができたら、
飛行機も人も幸せだろうなあと思いました。


操縦席に乗り込む際の足掛かり。
201903零戦 (7)
上の丸いボタンを押すと
ピッと飛び出してくる仕組みになっていました。

車輪の横には、爆弾。
201903零戦 (8)

車輪の格納場所。
201903零戦 (9)

プロペラ4枚。
201903零戦 (10)
戦争の道具としてではなく、
デザインだけを見ると、
丸くて可愛い形の小型飛行機に、
少々心が明るくなりました。

現在の私たちの平和な生活は、
多くの犠牲の上に成り立っているのだ
ということを改めて実感し、
志半ばで戦禍に倒れた人々への
感謝を胸に深く刻みました。

日本は戦後、人々の努力と苦労のおかげで
素晴らしい復興を遂げ、
今の平和な暮らしがあるわけですが、
特攻で命を落とした優秀で
心優しい青年たちが、
もし命を落とす必要がなく、
戦後に生きていたら、
今頃はもっと素晴らしい
日本になっていたのではないか
とも思いました。

知覧特攻平和会館は、
つらかったけれど、
行って良かったです。



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2021.06.16 Wed l 2019 知覧 l コメント (2) トラックバック (0) l top
知覧武家屋敷から
歩いて15分ほどのところに
「たまごの菊ちゃん」という卵直売所があります。
201903たまご (1)

大きな交差点に面したところに、
巨大な卵が立っているのが目印です。
201903たまご (2)
知人から、知覧に行ったら必ず
たまごの菊ちゃんに寄るべきよ
と、教えてもらっていた人気店です。

菊永エッグファームというところで、
大切に育てられた鶏たちが生んだ
高品質なタマゴの直売所です。

しかし、タマゴだけではなく、
卵を使ったスイーツやサンドウィッチが
いろいろ揃っていました。
201903たまご (3)
エッグタルトやシフォンケーキ、
たまご焼きにタマゴ豆腐・・・。
どれも、とってもリーズナブルなお値段!

ちょうどお昼時だったので、
厚めの食パンに、たっぷりのゆで卵が入った、
素朴なサンドウィッチを購入していただきました。
201903たまご (4)

201903たまご (5)
優しいお味で、フワフワで、
やっぱり卵の品質が良いからか、
とっても美味しいたまごサンドでした (^-^)/



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2021.06.14 Mon l 2019 知覧 l コメント (0) トラックバック (0) l top
薩摩の小京都と呼ばれる
鹿児島県知覧町の武家屋敷見学の続きです。

こんどは、佐多直忠氏庭園を拝見します。
201903武家屋敷 (17)

解説によると、
佐多家は知覧領主の家系で、
知覧で最高位の役人を勤めていたとか。
そのため、門構えも格式の高い様式だそうです。

そういえば、屋根が二段になっていますね。
201903武家屋敷 (18)

中の方へ進むと、
緑の門がお庭の入り口になっていました。
201903武家屋敷 (19)

綺麗に剪定していますね。
201903武家屋敷 (20)

お庭は、遠くの山を借景にして、雄大な感じ。
201903武家屋敷 (21)
18世紀中頃の寛保年間に作られたんだそうです。


次は、佐多民子氏庭園。
201903武家屋敷 (22)

201903武家屋敷 (23)

白い砂に石と植木が映えてますね。
201903武家屋敷 (26)
こちらは、宝暦年間(1751~1764)の作庭。

梅の古木の鉢植えが並んでいました。
201903武家屋敷 (24)
知覧の武士は、春になると花を愛で、和歌を詠んだとか。

面白い形の岩の手水鉢がありました。
201903武家屋敷 (25)


つづいては、佐多美舟邸庭園。
201903武家屋敷 (27)
佐多民子氏庭園とよく似た感じのお庭でした。


次は、また大きな茅葺屋根の住宅です。
201903武家屋敷 (28)

二つの茅葺屋根がつなげられた、
知覧独特の建築様式で、
知覧型二ツ家と呼ばれるもの。
201903武家屋敷 (29)

屋根と屋根のつなぎ目は、檜皮葺きになっています。
201903武家屋敷 (30)
茅を何層も重ねてこんな風に綺麗に作り上げるって、すごい技ですね。
雨を防いで、断熱して、しかも美しい w(゚o゚)w


最後に、平山亮一氏庭園。
201903武家屋敷 (31)

綺麗に刈り込まれた庭木ですね。
201903武家屋敷 (32)
刈り込まれた木の前に並んでいる四角い石は、
盆栽を載せるための切り石で、
これも琉球庭園の影響なんだそうです。

とても見ごたえのある知覧の武家屋敷の庭園でした。



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2021.06.11 Fri l 2019 知覧 l コメント (0) トラックバック (0) l top
自動車のCMで時々見かける
石垣と生垣の素敵な通り。
どこなんだろうと思っていたら、
鹿児島県知覧町にある
260年ほど前の武家屋敷の通りだったんですね。
薩摩の小京都と呼ばれているそうです。

201903武家屋敷 (3)

2年ほど前になりますが、
この知覧の武家屋敷を見にいってきました。

201903武家屋敷 (1)

入園料を支払うと、
7つある武家屋敷庭園を見学できます。

201903武家屋敷 (2)
所々折れ曲がった通りに沿って、
武家屋敷が点在していますね。


まず、森重堅邸庭園に行ってみましょう。
201903武家屋敷 (4)
石垣の石は、ほとんどすき間なく、
きっちり積まれています。

門を入ると、大きな蔵が目に入ります。
201903武家屋敷 (5)

蔵の前に建て看板。
201903武家屋敷 (6)
「落書の壁ではありません!!ゴッツイ罰則あり」
と書かれています。

落書きはダメですよね。
でもなぜかこの壁を見ていると
何か書きたい衝動に駆られるのはなぜかしら (゚∀゚)

ゴッツイ罰則というのも気になりますね。

蔵の屋根が鎖のようなもので
壁に縛られているのも興味深かった。
201903武家屋敷 (8)

蔵の近くに受付の建物があり、
入園料を支払います。
入園料は、この地区に点在している受付の
どこか1カ所で支払えばOK。
あとはチケットを見せるだけで
全ての庭園を見学できます。

ここでは、知覧茶のサービスがあったのが嬉しかったです。

奥に進むと、木が綺麗に刈り込まれた庭園が。
201903武家屋敷 (7)
手入れが行き届いていますね。
水をたたえた池があるのはここだけで、
残り6つの庭園は、枯山水となっていました。


次は、旧高城家住宅。
201903武家屋敷 (9)
ここは、庭だけでなく建物も見学できました

立派な門構え。
201903武家屋敷 (10)
家の格式によって、門の形も違うのだそうです。

門の先には、屋敷が見えないよう
屏風岩と呼ばれる石垣があります。
201903武家屋敷 (11)
沖縄の影響だそうです。

建物は、茅葺の大きな屋根。
201903武家屋敷 (12)

庭の方から中をのぞくことができました。
201903武家屋敷 (13)
わりと最近までここで生活していたような雰囲気ですね。

天井が高い。
201903武家屋敷 (14)


武家屋敷は、こんな通りの両脇に並んでいました。
201903武家屋敷 (15)
木と石の落ち着いた雰囲気の通りですね。
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているのだそうです。

通りの角には、石敢當(魔よけの石碑)。
201903武家屋敷 (33)
これも沖縄の影響だそうです。
昔、知覧の港は、
琉球との貿易の拠点となっていたため
いろんな影響を受けているそうですが、
奄美地方だけでなく、
山あいのこんなところまで
琉球文化の影響が伝わっていたというのは、
驚きでした。



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2021.06.09 Wed l 2019 知覧 l コメント (0) トラックバック (0) l top